(赤い羽根助成) 「衛生用品整備」   赤い羽根共同募金のロゴマーク 「じぶんの町を良くするしくみ→ 赤い羽根共同募金」

 長崎盲ろう者友の会・あかりでは、今年度、
「令和5年度 赤い羽根 コロナ下での福祉活動支援」の助成をいただき、消毒薬やマスクなどの衛生用品を購入しました。

 8月29日、西諌早公民館で、県内の盲ろう者と、盲ろう者への配布を手伝っていただける方への発送作業を行いました。
今年度は盲ろう者一人当たり、使い捨てマスク(50枚入り)2箱、アルコール消毒薬(500ミリリットル入り)2本を配りました。

当日は7名の会員が西諌早公民館で、購入した消毒薬やマスクを盲ろう者一人分ずつに分けて箱詰めし、宅配便で発送しました。
また、活動用を企画部、広報部、事務局、それぞれの担当者に渡し、会議や研修会、交流会など、あかりの活動で使用しています。

<盲ろう者と衛生用品>
盲ろう者がコミュニケーションをするには、
相手の手話を触って確認する(触手話)や指文字、
相手の手話を近づいて見る(弱視手話)、
掌に文字を書いて伝える(手書き文字)、
耳元で話をする(音声)、
6本の指を点字に見立ててタイプする(指点字)
など、会話する相手と密接・密着しなければいけません。
また、外出する時なども常に介助者と一緒に行動します。

このため、盲ろう者は他の人に比べ、細菌やウイルスに感染する可能性が高くなります。
特にコロナウイルスに感染すると、味覚や嗅覚がなくなる人がいると言われています。
盲ろう者がコロナウイルスに感染して味覚や嗅覚がなくなった場合、触覚以外の感覚全てがなくなってしまう可能性があります。

ということは、盲ろう者は特にコロナウイルスに感染しないよう、普段から気をつけなければいけません。
他の人に比べ、マスクや消毒薬もたくさん必要です。

しかし、盲ろう者は働く場も少なく、経済的に不自由な人も多くいます。

そんな中、 「コロナ下での福祉活動支援」の助成金を3年続けていただき、盲ろう者に衛生用品を配布すると共に、活動する時の感染対策に使用しています。

募金をお寄せいただいた皆様に感謝申し上げます。


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